Research

 

V. vulnificus

感染部位に認められた好中球の浸潤と水腫


細胞致死毒素の三次元構造.

V. vulnificus

研究室のモットーは、よく遊び、よく学べ!

研究にも遊びにも没頭できる人物を望んでいます。

メリハリのある研究室生活を送ってみませんか?

学年は問いません。気軽に研究室を訪問してみて下さい。

待ってますよ!

究 内 容

上野 教授

豚肉の調理に伴って発生する発がん物質の発生機序を突き止め、発がん物質の生じない安全な豚肉の生産法を開発しました。(特許取得)

山﨑 助教

Vibrio vulnificus (ビブリオ バルニフィカス) やAeromonas hydrophilaの病原機構の解明と新規治療法の開発

Vibrio vulnificus、感染後、極めて短時間の内に皮膚に血腫を形成したり、手足の筋肉を壊死させるなど、激烈な症状を引き起こし、最終的には感染者を死に至らしめます。これらの特徴から人食いバクテリアと呼ばれ恐れられています。


Vibrio vulnificusの感染様式は大きく2つに分けられます。


1)経口感染

  慢性肝疾患などの基礎疾患を有するヒトがVibrio vulnificus

  に汚染された魚介類を食べることにより感染します。

  初期症状の発現から死亡までの平均時間は40時間と短  

  く、その致死率は50〜70%と高い。


2)創傷感染

  釣り針や魚のエラなどによる刺し傷や、開放創から、 

  Vibrio vulnificusが体内へ侵入することにより感染します。

  致死率は20〜30%であり、経口感染と比較すると低

  いですが、感染例の約90%が基礎疾患の認められない

  健常人であることが問題となっています。

現在進行中のプロジェクト


1)Transposon-directed insertion site sequencing (TraDIS) 法による生体内増殖必須因子の網羅的同定   

     V.vulnificusが生体内での増殖に必要とする遺伝子を一網打尽にします


2)Vibrio vulnificusが菌体外へ分泌する細胞致死毒素の構造機能相関の解明

人食いバクテリアの起病戦略を解き明かし、治療法を開発する

食品中に含まれる危険性のある有害物質の毒性発生機序の解明とその防止法について

柏本 准教授