大動物臨床科

大・中動物の内科・外科的疾患の診断と治療を行っています。牛において内科では内視鏡を用いた気管支肺胞洗浄や耳道洗浄を行っており、外科では子牛の臍疾患、尿石症、第四胃変位、帝王切開などの手術を行っています。

大動物臨床学研究室 准教授

大動物臨床学研究室 准教授

髙橋 史昭Fumiaki Takahashi

大動物(牛、馬、山羊、羊、豚など)の外科を主に担当しています。大動物診療における定番の第四胃変位や難産に起因する帝王切開をはじめ、尿道結石症における尿路造瘻術、臍ヘルニアなどの手術や術後ケアを行っています。運動器疾患(関節炎、脱臼、骨折など)や創傷の処置も行います。外科疾患は急患が多いことから、X線検査、超音波検査や内視鏡検査などに加えて必要に応じて、放射線の先生方の協力のもと、CTやMR検査を利用して、そのさらに詳細な病態の解明に努めています。術後ケアにも注意を払いつつ、1頭でも多くの患畜が退院の日を迎えられるようスタッフと協力して業務を行っています。

治療を受けている牛

大動物臨床学研究室 講師

大動物臨床学研究室 講師

前田 洋佑Yosuke Maeda

牛および馬の内科を担当しています。専門分野は呼吸器疾患、消化器疾患です。呼吸器疾患では内視鏡検査、超音波検査やレントゲン検査を用いた画像診断を実施して正確な診断、治療を実践しています。牛における難治性肺炎に対しては内視鏡を用いた気管支肺胞洗浄を実施し、治癒率の向上を目指しています。消化器疾患は消化管(食道、胃、小腸、大腸)、肝臓などに関係する疾患で、内視鏡検査や超音波検査を用いた画像診断、必要に応じて細胞診等を実施して診断率や治療効率の向上に取り組んでいます。感染が原因となる疾患においては原因菌の診断および薬剤感受性試験を実施して、根拠に基づいた治療を目指しています。また、難治性疾患の病態解明や新規治療法探索のほか、牛における新しい遺伝病の解明についても研究しています。要望があれば紹介獣医師や農家のご相談もお受けいたします。よろしくお願いいたします。

馬の検査の様子

子牛

大動物臨床学研究室 講師

大動物臨床学研究室 講師

菅野 智裕Chihiro Kanno

大動物(牛、馬、山羊、羊、豚など)の外科を主に担当しています。大動物診療における定番の第四胃変位や難産に起因する帝王切開をはじめ、尿道結石症における尿路造瘻術、臍ヘルニアなどの手術や術後ケアを行っています。運動器疾患(関節炎、脱臼、骨折など)や創傷の処置も行います。外科疾患は急患が多いことから、X線検査、超音波検査や内視鏡検査などに加えて必要に応じて、放射線の先生方の協力のもと、CTやMR検査を利用して、そのさらに詳細な病態の解明に努めています。術後ケアにも注意を払いつつ、1頭でも多くの患畜が退院の日を迎えられるようスタッフと協力して業務を行っています。

馬の出産の様子

子豚

大動物臨床学研究室 助教

附属動物病院 特任助教

佐藤 将伍Shogo Sato

北里大学獣医学科出身で現在は附属動物病院大動物診療センターに所属しています。専門分野は牛の臨床で、その中でも現在は外科、麻酔を中心に日々研鑽し、知識・技術の向上に努めています。前職では肉用牛、乳用牛の往診をしていたため、畜産業の実情についても把握しています。また、人工授精、受精卵移植や繁殖管理も通常業務として経験してきました。牛の臨床現場では検査や治療に多くの制限があり、その中で診療していかなければなりません。しかし、大動物診療センターでは内視鏡や超音波検査装置、レントゲン装置、検査室などより詳細な病態を把握するための設備があります。現場で診断困難な症例を本診療センターで診断・治療し現場に還元できるように努めていきたいと考えています。

内視鏡検査の様子

手術の様子

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