放射線科

  • 画像診断および放射線治療を中心とした動物診療
  • 画像カンファレンス等を通じた若手獣医師の養成
  • 外部依頼画像の読影サービス、院内外での画像診断研修会や画像診断コンサルティング
獣医放射線学研究室 教授

獣医放射線学研究室 教授

夏堀雅宏Masahiro Natsubori

画像診断全般について診療担当獣医師との連携および専門診療を目指す獣医師の養成、獣医学科学生へのサポートとともに必要に応じて獣医師、飼い主の方へのコンサルティングをおこなっています。

本学付属動物病院の放射線科では以下のことができます。

  • 画像(X線、超音波、CT、MRI、核医学*1)検査および放射線治療*2を中心とした動物診療
  • 院内研修として定期的な画像カンファレンスを通じた若手獣医師の養成
  • 外部依頼画像の読影サービス、院内外での画像診断研修会や画像診断コンサルティング

*1わが国唯一の核医学検査(PET、SPECT、シンチグラフィ)ができる獣医診療施設です。
*2放射線治療は高エネルギー(6MV)X線および電子線による直線加速器(リニアック)による高精度放射線治療が可能です。

獣医放射線学研究室 准教授

獣医放射線学研究室 准教授

和田成一Seiichi Wada

動物の長寿化に伴い動物においても腫瘍疾患が非常に増えおり、この腫瘍に対する検査および治療を行っています。腫瘍の治療の第一選択は外科療法ですが、特に行っているのは、外科的に対応の難しい腫瘍疾患における放射線療法や化学療法です。放射線療法では、放射線療法の単独療法、外科の診療科と協力して腫瘍を外科的取り除いた後の取り残しに対する再発防止のための術後放射線療法、さらに抗ガン剤やその他の薬剤と組み合わせた化学放射線療法などによって放射線の効果をより引き出すような治療を実施しています。腫瘍疾患では根治が難しいことが多いですが、患者にあわせた腫瘍の治療を行っております。

小動物 放射線科

獣医放射線学研究室 准教授

獣医放射線学研究室 准教授

柿崎竹彦Takehiko Kakizaki

X線、超音波、CTやMRIなどの画像検査は主に臓器の形を診る「形態画像」であるのに対し、核医学検査は臓器や組織の機能を診る「機能画像」であることが大きな特長です。

我が国では2021年現在で、本院が唯一の核医学検査診療ができるが動物病院となります。当院では、PET検査と核医学検査を行うことができます。 私は、主に画像診断を担当していますが、先進医療や高度医療とは動物たちと出会った瞬間からの診療の組み立て方だと考えています。そのため、全ての診療情報を元に推理して、その子その子で病気を見つけ出すのに全力を尽くしている中で、核医学検査が必要なことがあるから使えるようになりました。

どんな画像検査でも疑問を持ったら気軽に受診していただければと思います。ただし、話は長いです。

小動物 放射線科

小動物 放射線科

核医学検査で使う薬に含まれる放射性物質の半減期は短いので、比較的短時間で放射線をほとんど出さなくなります。だから、退院の際には動物からの被ばくを気にする必要はありません。

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