学科国際交流委員長からのあいさつ
米国2大学研修について
1993年、獣医学科における教育研究への効果を期待して国際交流の活性化のために国際交流検討委員会が設立された。その後2年の間に米国5大学を現地訪問する等、交渉を重ね検討を行った。最終的には米国三大学(パデュー大学、テネシー大学、ジョージア大学)と学術交流協定を締結し、1995年8月に1回目の学生・教員の派遣が行われた。協定には1)獣医学科の学生に米国の臨床教育を体験する機会を設ける(参加学生には単位認定が与えられる)。2)教員を招聘し、学生・教員に講義やセミナーをして頂く。3)北里大学の教員の海外研修の機会を増やす。の主たる目的がある。今年は25回目の研修を迎えた年であり、パデュー大学とテネシー大学とは5年間の協定を更新した。尚、ジョージア大学への研修は先方の都合でキャンセルとなり、今年度末には協定更新を切望していたが、協定更新が叶わなかった。今後は二大学と国際交流を継続することになるが、次年度もさらなる発展を目指しながら、相互の関係を強めて行きたいと願う。
25年目を迎える研修も無事に終わり、同行された2人の先生(パデュー大学:山本聡美先生、テネシー大学:佐々木隼人先生)には大変ご足労をおかけしました。今年度で三大学に研修された14人の学生(パデュー大学:7名、テネシー大学:7名)を加え、さらにジョージア大学との交流を含めると538名の研修生となった。25年間の長い歴史には関係者の顔ぶれも変わり、年月の流れを思わざるを得ない。学生にとっては臨床的な研修ばかりでなく、この交流の歴史的背景を感じたのではなかろうか。この研修において多くの方々からたくさんのもてなしを受けたことに対して感謝の心を忘れずに持ち続けて欲しいと思う。
今年度は招聘教員が来られていないが、11月にパデュー大から、小動物内科のアンドリュー・ウルコック先生が来里される予定である。招聘教員や研修学生には学生や教員との交流ばかりでなく、少しばかり日本の文化にも親しんで頂きたいと願う。
今回掲載された報告書で25回目を迎えることになり、今後も交流の歴史を紡ぐ一助になって欲しいと切に願います。最後になりますが、学生諸君が今後の研修体験を活かし、今後の成長に大きな力になることを願うと共に、この国際交流がこれからも学生達に「夢」と「希望」を与え続けることができるようにと願いながら巻頭の言葉とさせて頂きます。
2019年3月末日
獣医学部国際交流委員長 折野宏一
沿革
1993年 | 国際交流検討委員会 設立 |
1995年 | 米国6大学を現地訪問 |
1995年 | 米国3大学(パデュー大学、テネシー大学、ジョージア大学)と学術 交流協定を締結 ※5年毎に協定更新 |
1995年 | 第1回 学生・教員派遣 |
概要
事務局 | 獣医学科国際交流委員会 | ||||||||||||||
所在地 | 〒034-8628 青森県十和田市東二十三番町35-1 |
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委員会メンバー |
(2大学の連絡窓口)
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活動内容 | ・国際交流研修の開催 ・招聘教員の受け入れ ・海外研修学生の受け入れ |