私たちの研究室は、主に以下の研究活動が行われています。

マラリア原虫の媒介蚊体内ステージにおける生き残り戦略の解明

マラリア原虫は単細胞生物でありながら、ハマダラ蚊体内で有性生殖を、哺乳動物体内で無性生殖をおこないます。原虫は、これら宿主体内環境に適応するために様々な仕掛けを身につけて生き残りを可能としています。


ハマダラ蚊の繁殖コントロールを目的とした卵形成低下現象の解明

ある条件下で飼育されたハマダラ蚊は、卵形成機能が低下するという現象を見出しました。その不思議な現象がどのようにして起こっているのかを調べています。


食物媒介性吸虫の中間宿主体内ステージにおける動態解析

肝蛭と異形吸虫について実施しています。特に肝蛭については研究室内で生活環を維持しています。


家畜および野生動物の寄生虫感染調査

家畜や野生動物に感染している寄生虫を収集し調査しています。