農医連携特定実習が始まりました

 本年度から開始された農医連携教育プログラムは基礎プログラムと専門プログラムからなっています。基礎プログラムは全員が受講しますが、専門プログラムは希望者の中から小論文等の審査を経て選ばれた学生たちが受講しています。本年度は審査の結果、合計27名の学生が受講することになりました。

 専門プログラムには、いくつかの科目が用意されていますが、その中の"目玉"科目である農医連携特定実習1~4が、8月3日から相模原キャンパスに設置されている医学部や北里大学東病院で実施されています。実習の開始にあたってガイダンスが行われました。ガイダンスでは、陽(みなみ)副学長から、農医連携の重要性に関してあらためて説明がなされました。陽副学長は北里大学における農医連携教育や研究を推進しており、これまでシンポジウムを開催し、21世紀における農医連携の重要性の啓蒙に努めております( http://noui.kitasato-u.ac.jp/)。学生たちは、緊張しながらも陽副学長の話に聞き入っていました。

 ガイダンス終了後、4分野に分かれて実習に入りました。今回の実習では、臨床の最前線あるいは実験動物に関する最新の研究施設での見学や体験が含まれており、いつもと異なる環境での実習体験に、すべての学生が目を輝かせて取り組んでいました。医学の現場で学んだことを農学の分野にどのように反映させるか、学生たちの今後に期待したいと思います。

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