北里大学・獣医学部・動物資源科学科が実施している「農医連携教育プログラム」が、文部科学省平成21年度「大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム」に採択されました。

「大学教育・学生支援推進事業【テーマA】（大学教育推進プログラム）」とは、各大学等における学士力の確保や教育力向上のための取組みの中から、達成目標を明確にした効果が見込まれる取組を選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国の高等教育の質保証の強化に資することを目的としています。

取組名称：農医連携による動物生命科学教育の質の向上

取組の目的
1. 環境・食と生命にかかわる問題発掘能力と解決力等の能力を身につけ、農の分野を中心に幅広く活躍が期待される人材を育成する。
2. 農と医の境界領域における専門分野として「食の安全」「生殖補助医療」「医科実験動物」「動物介在活動・療法」を取り上げ、専門職業人を養成する。

採択理由（文部科学省発表）
本取組の優れた点は、生命科学にかかわる学生に高い倫理観をもたせること、および農と医の複眼的視点を身につけさせることにある。具体的には、農を学ぶ学生に対し、幅広い領域で活躍が期待されるジェネラリスト型の人材を養成することにある。その結果、農と医の境界領域における職種に対して、スペシャリスト型の人材を送り出すことを主眼としている。同じ学部の中であっても専門が異なると融合型のカリキュラムを構築することは容易でないにもかかわらず、異なる学部間でこのような取組を計画したことは、次世代の教育の在り方を先取りするものとして評価できる。

詳細は、下記リンク先をご覧ください。
http://www.kitasato-u.ac.jp/daigaku/kaikaku/h21nouirenkei_kyoiku.html