「農医連携プログラム」の具体的な中身は?
「農医連携教育プログラム」のカリキュラム構成






1年次
動物資源科学概論1

動物資源科学概論1

有用動物の種類と特徴/日本の畜産物生産と現状/動物の栄養/動物の育種/動物の生殖/生殖系列と幹細胞/食品としての畜産物/動物資源科学と社会の結びつき/動物を取り巻く微生物の脅威と恩恵/動物資源を食物や食事の視点で把握

動物資源科学概論2

動物資源科学概論2

動物の利用と福祉/家畜生産の実際/動物の生殖補助技術/微生物の役割と利用/伴侶動物の行動/食と健康/発生工学技術/動物介在活動・療法・教育/農医連携と動物資源科学

農医連携論

農医連携論

農医連携入門/生物多様性/食と健康/環境汚染/食の安全/東洋医学/食糧生産と環境保全/動物介在医療/農医連携の将来

2年次
農医連携特定講義1

農医連携特定講義1

農医連携に関する課題に関して、資料を収集し、グループで意見交換を行い、全学生の前で発表する「農医連携入門セミナー」を実施する。

農医連携特定講義2

農医連携特定講義2

医学研究における実験動物と農医連携/食と健康のつながり/食の安全性/動物生殖学における農医連携/生殖医学と胚培養士/精神科領域における動物介在療法 等







3年次 医科実験動物学
分野
動物介在
活動・療法
分野
食の安全
分野
生殖補助医療
分野
生命倫理学

生命倫理学

生命に向き合い、多様な価値観の人間・社会で働く専門職になるために、自らの言葉で考え、継続的に生命観・倫理観・死生観を育んでいく力を身につけ、動物・人間・環境をめぐる困難な倫理問題について、問題を抽出し、さまざまな立場の人とコミュニケートしながら、課題に積極的に取り組む姿勢を身につけます。

農医連携
特定実習1

実習風景

農医連携特定実習1(医科実験動物学)

ゲノム情報に基づき、各遺伝子の生体内での動態、遺伝子産物を解析するための実験手法として、遺伝子組み換え動物を用いた高次機能解析が今後の医学研究には欠くことのできない技術となっていきます。本演習では遺伝子組み換え動物の作製法およびそれに付随する発生工学的手法を学ぶとともに、さまざまな遺伝子改変技術と高次遺伝子機能解析への応用について学修します。遺伝子組み換え生物の取り扱いを規定した法および各種指針等に基づく実験動物の飼育管理法を理解します。また、遺伝子組み換え動物の作製を実際に実習します。この演習は産婦人科領域の生殖補助医療技術と共通する内容をも含むものとなります。

農医連携
特定実習2

実習風景

農医連携特定実習2(精神医学入門)

動物介在活動・療法が主に発達障害、精神障害のある方々、認知症の高齢者など精神科領域の患者さんが対象になることが多いため、精神医学の基礎知識を中心に学びます。また獣医学部での講義だけでなく、相模原市にある北里大学東病院での実習を通して、病棟やデイケアなど精神医療の現場を体験し、患者さんたちと過ごす時間も設けます。また看護師、臨床心理士、作業療法士、音楽療法士、スポーツ指導員など多種の精神科スタッフからの講義も用意しています。

農医連携
特定実習3

実習風景

農医連携特定実習3(食品安全学)

「食の安全と安心」を支えるには、消費者のニーズに合った安全な食品を生産することに加え、消費者に危害をもたらす物が食品に含まれていないかを検証する必要があります。農薬などの化学物質や微生物、寄生虫などに加え、アレルギー物質のように微量でも特定の人に重大な問題を引き起こすものがあり、これらを高感度で正確に検出する必要があります。この演習では、食品が人に引き起こす疾患を念頭において免疫や病原体の基礎を学ぶとともに、アレルギー検査や病原体の遺伝子検査などの実習により、検査の原理を理解し技術を習得します。また、食品の安全性について集団や社会といった視点で考える疫学調査、およびそれに基づくリスク評価の方法についても演習します。実際に相模原市保健所の食品行政調査にも同行させていただく体験学習を行います。

農医連携
特定実習4

実習風景

農医連携特定実習4(生殖医療概論)

胚培養士育成プログラムは、講義と病院実習から構成されています。講義は医学部所属の産婦人科医師による、臨床的な内容が多くを占めます。すなわち、人の生殖についての基本的な知識を身につけたうえで、不妊症とは何か、なぜ不妊症になるのか、不妊症をどのように検査し、治療していくのかなどの、胚培養士として理解していなければならない内容を学びます。また、精子、卵子、受精卵などの人の生殖細胞を取り扱う職種であることから、生命倫理についてしっかり考える時間が、講義に含まれています。実習は、不妊治療を行っている産婦人科病院で、不妊症診療を行っている家族計画外来や、実際の体外受精治療の現場を体験します。

4年次        
  農医連携で学ぶ内容を理解するために必要な関連科目
  • 動物福祉論
  • 動物生殖学
  • 動物微生物学
  • 発生工学
  • 応用動物行動学
  • 伴侶動物行動学
  • 生物有機化学
  • 食品科学実習
  • 分析化学
  • 食品製造保蔵学
  • 動物解剖学
  • 動物生殖学実習
  • 代謝機能学
  • 細胞工学
  • 応用動物行動学実習
  • 家畜審査論・実習
  • 分子生物学
  • 食品機能安全学
  • 動物生化学
  • 動物生理学
  • 動物解剖学実習
  • 動物感染予防学
  • 家畜病理学
  • 動物飼育管理学
  • 人と動物関係学
  • 野生動物学
  • 分子生物学実習
  • 食品機能安全学実習
  • 食品衛生学
  • 応用微生物学
  • 人工授精・胚移植論
  • 動物育種学
  • 実験動物学
  • 動物飼育管理学実習
  • 家畜飼育管理学各論
  • 食と健康関係学
  • 食品科学
  • 動物栄養学
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