「農医連携プログラム」の具体的な中身は?
専門プログラム(3年次)
3年次以降では、専門プログラムに参加する学生全員が受講する「生命倫理学」と各分野ごとに開講する「農医連携特定実習1~4」を履修します。実習は,医学部・大学病院などで実施されます。なお,専門プログラムには各分野や定員が決められており,3年次前期に面接や小論文等による選考試験を行います。
>>>医科実験動物学分野(5名前後)
動物資源科学科では、体外受精やクローン作製といった発生工学技術を有する実験動物技術者の養成を行うカリキュラムを設定しています。新たに、医学部から無菌飼育動物技術、環境制御技術などの教育支援を受け、医学研究において真に必要とされる実験動物技術者の養成を行います。
>>>動物介在活動・療法分野(5名前後)
動物の適正な飼育管理、選定、トレーニング等の活動を安全に行うには、動物に関する知識に加え、人獣共通感染症や公衆衛生学、臨床病理を中心とした医学分野の基礎知識が必要です。大学附属病院での実習等を通して、チーム医療の一員として動物介在療法に携わることのできる人材の育成をめざします。
>>>食の安全分野(5名前後)
食品の安全性について、消費者が納得できる評価システムの確立が求められています。実際にこうした実務を担当する組織を円滑に運営していけるよう、医微生物学の基礎知識や病原細菌の取り扱いについての基礎技術などの学びを通して、食品の安全性についての学際的な知識と経験を有する人材を育成します。
>>>生殖補助医療分野(15名前後)
人を対象とした生殖補助医療胚培養士を育てるには、発生工学的な手技だけではなく、倫理面を含む医学の立場からの教育が必要です。農医連携教育により、動物での十分な経験を積み、医学的知識を兼ね備えた生殖補助医療胚培養士をめざす人材を育成します。
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