TAクローニング
PCR産物の3'末端へのdATP付加反応
- Taq DNA polymeraseが持つTdT活性を利用してdATPを3’末端に付加させる。
- PCR産物をDNAフラグメント精製により精製する。
- ゲルから切り出して精製したPCR産物を以下の組成で混合する。使用するTaqはインサートチェック用のgreiner Taqを用いる(理由は安いから。)。
- サーマルサイクラーで70℃90分反応させる
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PCR products 7.8 µL 10xgreiner Taq Buffer 1 µL Taq DNA polymerase 0.2 µL
Tベクターとのライゲーション
TaKaRaのDNA Ligation Kit <Mighty Mix>を用いる。
- DNA Ligation Kitを氷水の中で融解 (5~10分)し、スピンダウンする。
- 0.2 mlチューブまたは1.5 mlチューブに5 µl DNA Ligation Kitを入れる。この時、軽いピペッティングにより軽く混ぜる。
- 17 ng/µl(原液; 50 ng/µl,を滅菌MQで3倍希釈)に希釈されているTベクター(pGEM T-EasyまたはpMD20)を1 µl 入れる。
- A付加したPCR産物を4 µl 入れる。
- サーマルサイクラーで16℃、30分または4℃、オーバーナイトで反応させる。
- この後、ライゲーション産物をトランスフォーメーションする。