簡単な実験の防備録

トランスフォーメーション

  1. 1.-80℃で保存してあるE. coli DH5α Competent Cells 5 µl(TaKaRa, 購入時は100 µl/tubeなので氷水中で分注する)を氷水上で融解した後、氷水中に置いておいたライゲーション反応液0.5 µlを添加し氷水中で30分間静置する。
  2. 30分待っている間に①振盪培養機、②ヒートブロックのスイッチを入れ、③SOC培地と必要なら抗生物質、(LBプレートを作製してから、1ヶ月以上経っている場合は、抗生物質を追加した方が良いです。この場合40 µl/plateをガラスビーズで塗り広げる。)を冷凍庫から出す。また、④使用するLBプレートを冷蔵庫から出し、室温に戻しておく。
  3. その後42℃で45秒間のヒートショックを与え、素早く氷水中に移し、1分間静置する。
  4. SOC培地45 µlを加え、37℃で1時間100 rpmで振盪培養する(培養しないで抗生物質入りの培地に入れると耐性遺伝子が発現せず、コロニーができません。)。
  5. TAクローニングの際には、インサートの挿入の有無を区別するため、カラーセレクションを行う方が楽です。20 mg/ml X-gal、100 mg/ml IPTGを20 µlずつLB寒天培地に塗り拡げ、60分間乾燥させたものを用いる。
  6. 5.適切な構成物質(導入するベクターによる) を含むLB寒天培地にガラスビーズを用いて、全溶液をプレート全面に塗り広げ、37℃または30℃で一晩培養する。